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「絵画史における女流画家の位置づけ」の研究者である堅苦しいHeidi、斜に構える小児科医のPeter、雑誌編集者で活動的なScoopの三人を軸に、ブーマー世代の高校での出会いから現在(1989)までを描いた作品。ヒロインのHeidiに少しも「女らしい」ところがなく、男たちとのセリフのやり取りもモノセックス風であるところが新鮮であったに違いないが、どうしてこんなヒロインに二人の男はいつまでも惹かれるのだろうかと思いながら読んでいると、疲れるばかり。実際に芝居を見に行けば、懐メロが盛んに登場してそれなりに感慨も湧き、ヒロインの女優さんの発するオーラは魅力的であるに違いないのだろうが。